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鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

なでしこはオランダ戦で息の合ったプレーを見せた 中盤4選手の可能性に期待したい

公開日: 更新日:

 欧州遠征2戦目となるオランダ戦(日本時間11月30日)では「中盤を構成したMF4選手の可能性」に注目した。

 キックオフでの並びは左MF長谷川唯、セントラルMFに長野風花と林穂之香、右MF宮沢ひなた--。前半半ばに長谷川と宮沢がポジションを交代する時間帯もあり、後半が始まった時は左に宮沢-右に長谷川という布陣だった。

 この両ワイド2選手の特徴は、ボールを巧みにキープしながら、局面に応じてドリブル突破を図れ、アタッカー陣に効果的なラストパスを出せるところ。

 オランダ戦では長谷川が右MFに回った際、右SB清水梨紗と素晴らしいコンビネーションを見せた。英リーグ・ウェストハムに所属する長谷川は、東京Vベレーザでプレーしている清水とは元チームメートだった。以前から好連係を発揮していたが、この日も息の合ったプレーを披露した。

 宮沢は、左サイドよりも右サイドの方が伸び伸びとプレーできる印象を持ったが、今後は主戦場を長谷川とどう折り合いをつけるのか。池田新監督も頭を悩ますところだろうが、2人とも、なでしこの攻撃の大きな武器となってくれるだろう。

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