著者のコラム一覧
西牟田靖ジャーナリスト、ノンフィクション作家

1970年、大阪府生まれ。国境や家族などをテーマに執筆。著書に『ニッポンの国境』『本で床は抜けるのか』『わが子に会えない』など。

大阪工大高(当時)野上友一監督 昭和天皇が崩御で幻となったラグビー決勝戦【後編】

公開日: 更新日:

 ーー中止を知らされたときの野上先生や選手の様子はどうだったんですか?

 内心では「えーなんでやねん。それとこれとは話が別やろ」って思っていました。私もまだ若かったのでね。口には出さなかったけど、表情には出ていたかもしれません。

 選手もやっぱり、「えーなんでやねん」って感じで、憮然とした顔をしていました。泣いてる選手はあからさまにはいなかった。だけど、心の底から落胆している様子でした。

 花園ラグビー場での表彰式・閉会式は、大会運営本部や両校の部員やスタッフ、マスコミなど関係者のみが集まって行われた。優勝旗を両校が受け取り、優勝記念写真をマスコミ向けに撮り、閉会となった。

■全員で一回だけ「万歳!」をしました

 ーー表彰式やその後の様子はどうだったんですか?

 私の妻に来てもらったんですが、そのほかの観客はほんの少しでした。そんな寂しい式だったのを覚えています。

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