ジョコビッチ再び豪入国ビザ取り消し…男子現役最強が集中砲火を浴びるナゼ
現役最強なのに、いまだフェデラー、ナダルと並ぶ「3強」と言われることも含め、世界中から集中砲火を浴びるのはなぜか。スポーツライターの武田薫氏がこう言う。
「食うか食われるか、戦乱のセルビア育ちという背景は大きいと思いますね。フェデラーやナダルと違って、言いたいことはハッキリ言う。非の打ちどころがないテニスのスタイルに加え、自己主張の強さがマイナスに作用していることはあるかもしれません。それにプロスポーツ選手は印象が大切。今回は全豪最多の10勝と4連覇がかかっていましたが、聖地のウィンブルドンで最多の8勝を挙げているフェデラーや、花の都のパリで全仏最多13勝のナダルと比べると、世間へのインパクトはいまひとつなのでしょう」
今回の全豪に勝てば4大大会の勝利数でフェデラーとナダルを抜く21勝目だったが、どれだけ勝ち星を重ねても2人を超えることはある意味、永遠にできそうもない。