巨人“桑田監督”誕生は菅野がカギ!「中5日・完投」にエース賛同、投手陣再建なら出世の目
巨人の菅野智之(32)が23日、ジャイアンツ球場でブルペンに入り、立ち投げで約20球を投げた。今オフは沖縄・宮古島で阪神・藤浪らと自主トレを行っていた。
昨オフはポスティングを使ったメジャー球団との交渉のため、練習不足のままシーズンに臨み、19試合の登板で6勝7敗、防御率3.19。今オフは宮崎キャンプ初日の2月1日に3年ぶりとなるブルペン入りの予定を明かすなど、「例年に比べたら仕上がりは早い」と言う。
近年の菅野は、2017年(17勝)、18年(15勝)、20年(14勝)に最多勝となったものの、19年(11勝)、21年(6勝)は思うような成績が残せなかった。19年は腰、21年は右肘を痛めているため、要はコンディション次第。ここでキーマンとなるのが、桑田真澄投手チーフコーチ(53)の存在だ。
今季は延長戦が復活し、十二回まで行われることが予定され、「先発投手が1イニングでも長く投げないと投手陣はもたない。完投できる投手を増やしたい」と語る桑田コーチは、一方で原監督が掲げる「中5日」での登板についても「すごくいいこと。投げられない人はプロ野球選手にならない方がいい。やり方を知れば必ずできる」と持論を展開。そんな新チーフコーチの方針を率先して体現する立場なのが、エース菅野なのだ。こちらも「中5日はきつくない。戸郷の若さできついなんて言ってらんないでしょ」と賛同しているから、桑田コーチにとっては心強い限りである。