日ハム清宮は「勝負の5年目」なのにコロナ感染で出遅れ必至…新庄監督はダメならバッサリ

公開日: 更新日:

 それは新庄監督が下した減量命令からも見て取れるという。

「普段から鍛えているアスリートが減量する場合、筋肉のレベルを維持しながら、より効果的に体を動かすために緻密な計画を練る。一方、清宮はたったの2カ月で10キロも落としました。普通に考えれば異常なことです。ただ痩せただけなら、筋肉も落ちる。『キレを出すため』という目的を見失っているようにも映ります」(同)

 新庄監督はああ見えてシビアな考えの持ち主。昨年のスタッフ会議ではコーチ陣に「結果が出なかったら、皆さんも1年でクビになってください」と言っている。複数年契約にも否定的で、自らも球団から提示された10年契約を「甘えが出てくる」と辞退し、単年契約を結んでいる。選手も「一年一年が勝負」という考え方だ。

■特別扱いから勝負の年に

 清宮は前任の栗山監督時代、成績度外視で一軍起用された年もあるなど、特別扱いされてきた。しかし、新庄監督は「開幕一軍のスタートラインは横一線」と強調するように実力至上主義。先日はエースの上沢に対しても「調子が悪かったらすぐ二軍に落とすからね」と話したくらいだから、清宮クラスはかなりアピールが必要になるだろう。

 清宮だけに限った話ではないが、シビアな“新庄流”に選手は覚悟しておいた方が良さそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…