“フレッシュな30歳”川崎DF谷口彰悟はW杯最終予選初挑戦で輝けるか
確かに筑波大を経て、2014年に川崎入りしてからは瞬く間にDF陣の大黒柱となり、コンスタントな働きを披露。2017~2018年、2020~2021年と4度のJ1制覇に大きく貢献し、ベストイレンにも2度選出。日本屈指のCBとして君臨してきた。
しかしながら、代表では、なかなか頭角を表すことができなかった。
■年齢的に遅いという評価
A代表初選出は、ハリルホジッチ監督時代の2015年。同年6月のイラク戦で初キャップを飾り、8月の東アジアカップにも出場した。
しかし、槙野智章(神戸)や昌子源(G大阪)、大津高の後輩である植田直通(ニーム)の壁に阻まれ、2018年ロシアW杯行きはならなかった。
森保体制発足後も冨安が急成長し、板倉滉(シャルケ)や中山雄太(ズウォレ)ら東京五輪世代の若手が海外移籍で飛躍。長く選外が続いた。
再浮上のきっかけをつかんだのは2021年。6月のセルビア戦など3試合に出場し、ようやく代表定着への布石を打った。