2月に入れば、大半の選手がキャンプ地入りして始動に備えるが、移籍交渉が進まず、中ぶらりんの鈴木誠也(27)は単独でのトレーニングを強いられる。LO解除、契約交渉の解禁を見越して渡米するのは新型コロナの感染リスクを考慮すれば、決して得策ではない。新労使交渉が妥結するまでは日本で自主トレを積むしかないのだ。
広島の鈴木清明球団本部長は今月6日、誠也の移籍先が決まらない場合でもキャンプに参加させないとしながらも、マツダスタジアムなどの球団施設の使用は認めるという。
LOが長期化すれば、誠也は寒風吹きすさぶ広島市内で孤独に調整するしかない。