MLBと選手会の労使交渉進展なし…レギュラーシーズン短縮なら鈴木誠也に追い風のワケ
米大リーグ機構(MLB)と選手会の労使交渉が日本時間22日、フロリダ州ジュピターで行われ、主要議題である年俸総額などについて対面交渉した。主要争点の年俸総額や最低保障額で進展はみられなかった。AP通信などが報じた。
メジャーではロックアウトが続き、バッテリー、野手ともキャンプインできず、26日開幕予定のオープン戦初戦は3月5日以降に延期された。通常通り162試合実施するリミットとされる2月末の合意に向けて、今週は連日、会談を行う予定だ。
しかし、双方の主張には依然として隔たりがあるため、レギュラーシーズン短縮もささやかれ始めた。複数の米メディアによれば、150試合制とし、減収分は現行10球団のポストシーズン進出枠を12~14球団に拡大して穴埋めする方針だという。
レギュラーシーズンが短縮されれば、広島からポスティングシステムでメジャー移籍を目指す鈴木誠也(27)には追い風だ。年俸を満額手にできない可能性はあるものの、渡米1年目はメジャーの過酷な移動、長丁場の日程を回避して体調を維持しやすくなるからだ。