コロナ禍で歯抜け日程の国内男子ツアーは「知恵も努力も足りない」
JGTOは今月14日、主催の東建との共同声明で、早々と無観客試合を発表した。開催地三重県の「まん延防止等重点措置」が3月6日まで延長されたためである。
しかし、開幕までには1カ月以上もある。有観客なら、準備に多大な時間と労力を要することは承知しているが、判断が早過ぎないか。
ちなみに、三重県同様「まん延防止措置」が6日まで延長された東京都では同日に東京マラソンがある。約2万5000人のランナー全員にPCR検査を実施し、感染リスクの高い65歳以上のランナーには参加自粛を呼び掛け、予定通り行うことが決まった。
熱戦が続く米PGAツアーは毎試合有観客のため、多くのファンが会場に詰めかけている。
先月の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」(カリフォルニア州トーリーパインズGC)は、26日の水曜日から土曜日の4日間開催となった。異例の日程変更は、アメリカンフットボールの決勝戦「スーパーボウル」(2月13日)の出場をかけたNFCとAFCの優勝決定戦が日曜日(1月30日)にあったからだ。日程を1日ずらしたことで、スポーツファンは両方の戦いをテレビで堪能できた。