松山英樹「マスターズ連覇」に向けて 今は課題があっていい
フェニックスオープン最終日の松山英樹は4バーディー、2ボギーの69。通算13アンダーの8位タイに終わり、スタート時の3打差を逆転できなかった。
2日目は68で回ったもののショットが不安定だった。3日目以降に修正し、優勝争いに絡んできたのはさすがだ。
昨年までの松山はショットがブレてもアプローチでカバーし、プレーの流れを崩さないのが持ち味だった。課題のパットさえ入ればもっと上位で戦うことができたはずだ。
今年はパットが良くなり、ショットの修正力も上がっている。マスターズ優勝が大きいと思うが、昨秋のZOZOチャンピオンシップ、今年1月のソニーオープン優勝と、順調にきていることでプレーぶりに落ち着きを感じる。心に余裕があるのだろう。
それでも本人は「大事なときにミスが出る」「決めきれない」という不満を抱えているのではないか。この日も、8番、9番の第1打を右に曲げて連続ボギーとした。この2ストロークで大会3勝目を逃したといっても過言ではない。