ミケルソンPGA猛烈批判の代償 金満サウジツアー“看板”から一転「傷心引退」の可能性も
猛烈批判は何だったのか。
サウジアラビアが進めているオイルマネーをバックにした新ツアーの「スーパーゴルフリーグ」構想。その看板選手といわれているP・ミケルソン(51)が態度を一変させた。今月17日に公開されたインタビュー記事では、現在の米ツアーを運営するPGAを「選手肖像権を侵害している」などと激しく批判していたが、22日にその発言について「心から後悔している」と謝罪した。
突然の手のひら返しはなぜか。14日、PGAツアーのメンバーであるK・ヒコックが「17人が新ツアーとサインしている。名前は言えないが、大物選手が何人もいる」と暴露したが、「大物」とみられていたD・ジョンソンとB・デシャンボーが20日、欧米ツアーのトップ選手50人を集める計画だった新リーグに参加しないことを表明。新リーグ構想がご破算になったからだとみる向きもある。
さらにミケルソンは自身の契約スポンサーに対し、「契約中断か終了するかの選択を申し出た」とも語り、早速、メインスポンサーでPGAツアーのブランドアンバサダーであるKPMG(大手コンサルティング会社)と契約解除の合意を発表。当分の間、ツアー競技から離れる意向も示したことから、「このまま引退では?」とみる向きもある。ゴルフライターの吉川英三郎氏が言う。