サウジアラビアがオイルマネーで立ち上げる新ツアーへの「提言」
タイガー・ウッズが大会ホストを務める先週の「ジェネシス招待」で、松山英樹は通算4アンダー39位に終わりました。会場の米リビエラCCは、ユーカリの木がハザードになり、粘っこいキクユ芝のラフとポアナ芝のグリーンも難敵です。ちょっとラフに曲げただけでもスコアメークに苦しむコースですが、松山は調子が悪い中でも予選を通り、4日間プレーしたことは収穫です。2日間で大会を終えると、トッププロでも「次は予選を通らなければ……」という意識が生まれ、戦うことに集中できません。実戦の中でいい調整ができたと考えるべきでしょう。
今、欧・米ツアーでは、サウジアラビアが潤沢なオイルマネーを資金とする「スーパーゴルフリーグ構想」が話題を集めています。今秋スタート予定の新ツアーの全容は、来月にも発表されるといわれています。先週の大会に出場したK・ヒコックは、「すでに新ツアーと17人がサインしていると思う。名前は言えないが、大物選手が何人もいる」「賞金はとても魅力的。年間に12~14試合で予選落ちはない。10試合は米国内で開催される」と語り、具体的な内容に衝撃を受けた選手もいたようです。