23年WBCが消滅危機…MLB開幕延期と過密日程なら、大谷翔平もボイコット決定的

公開日: 更新日:

 MLBではWBCへの出場は本人よりも各球団のGMの意向で決まる。大谷やゲレロのようなチームに欠かせない存在や、ハーパー(年俸約27億円)クラスの高給取りは、GMがシーズンへの悪影響、故障を恐れて出場を認めないケースは珍しくない。球団が出場を容認した選手であっても、GMが大会期間中に各国の監督に電話して「決して無理はさせるな」とクギを刺しているほどだ。

 ただでさえ、21年3月に開催予定だった第5回大会はコロナ禍により、23年に延期された。今後も変異株の出現が予想されており、過去のデータから死亡率が上昇する3月開催は感染リスクが高い。選手に感染者が増えれば、出場を辞退する国が出たり、来年の状況次第では米国を中心とする開催各国が入国制限を強化する可能性も否定できない。

 23年のWBCは各国とも編成に苦労した揚げ句、最終的には中止に追い込まれてもおかしくない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…