W杯への大一番・豪州戦は原口元気がカギを握る 森保J“勝利のフィニッシャー”
7大会連続W杯切符が懸かるオーストラリア戦(24日=シドニー)の代表選手が発表され、スポーツメディアは「代表復帰組のMF三笘(サンジロワーズ)と旗手(セルティック)が切り札となる」などかまびすしい。
「勝ち点3を獲得するためのキープレーヤーは先発組ではなく、ベンチの控え選手にいる。ドイツ1部のウニオン・ベルリンでプレーする原口元気(30)です」と元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏がこう言う。
「得点力の低い日本代表が、ここ5試合を計1失点に抑えて勝ち続けているのは、試合後半に出番が回ってくる原口の存在が大きい。浦和ではFWを任されていたが、2014年にドイツに渡るとサイドアタッカー、インサイドMF、守備系MFのアンカーなど複数のポジションをこなせるユーティリティー選手に進化。フィジカルの強さを生かして相手の攻撃系主軸を封じ込め、リードしたまま試合を終わらせる<フィニッシャー>としての貢献度は高い。オーストラリア戦勝利の鍵を握っている選手です」
予選序盤は左右のサイドアタッカーで起用された原口は、21年11月11日のベトナム戦(1-0)ではセントラルMF守田(サンタクララ)と交代出場。同16日のオマーン戦(1-0)では1トップ大迫(神戸)に代わって登場した。