北京五輪スノボ金・平野歩夢が現役続行で背負うメダルより重い「使命」
「次の冬の五輪にも、続けていける限りはチャレンジしていきたいです」
18日、北京五輪男子スノーボードハーフパイプ(HP)で金メダルを獲得した平野歩夢(23)が、記者会見で4年後の五輪への意欲を見せた。
濃紺のスーツにネクタイ。ドレッドヘアにピアスとのコントラストが光った。そのファッション性や選手の平均年齢の若さから、中高年層からの認知度と支持はいまだ低い。一部では「スノーボードやスケートボードはスポーツじゃない」「子供や不良の遊び」という印象が根強く残る。
日本でも最もそれを強めたのは、平野と同じHPで2006年トリノ、10年バンクーバーの2大会連続五輪出場を果たした国母和宏(33)だった。バンクーバーへ出発する際、日本代表の公式ユニホームを着崩して登場した。サングラスに鼻ピアス、ネクタイを緩め、ジャケットのボタンは全開、シャツを出して腰パンといういでたち。乱れた服装や言動にJOC(日本オリンピック委員会)に抗議が殺到。批判について聞かれた国母は「チッ、うるせーな……。反省してま~す」とニヤつき、火に油を注いだ。