巨人原監督と桑田コーチはイライラ…ヤクルトに逆転勝利もボロ救援陣と四球禍は改善されず

公開日: 更新日:

 中日との開幕カードを2勝1敗と勝ち越した巨人だが、原監督の表情は決して明るくなかった。

ヤクルトに逆転勝利も…

 27日の3戦目は2点をリードして九回を迎えながら、デラロサが1安打2四球の乱調で同点に追いつかれ、降板。結局、最大4点差とした試合をひっくり返された。昨季の勝ちパターンを担った中川、鍵谷、ビエイラがいずれも開幕二軍。そんな苦しい台所事情の中、救援陣は開幕3連戦で計10回を投げ、12四死球を与えた。26日の2戦目は高橋、畠が2四球ずつを与え、原監督が「フォローしてもフォローしきれない。あの2人に関してはね」と言えば、桑田投手チーフコーチも「課題である四死球を減らすことが改善されない。中継ぎ陣に関しては非常に心配している」と断じた。

 昨季、チーム防御率がリーグ4位だった巨人の与四死球は同5位。ストライクゾーン率は12球団最下位というノーコン病に苦しんだ。元巨人投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。

「だから、補佐だった桑田コーチがチーフに昇格したのでしょう。キャンプのブルペンでは1メートル前にホームベースを置いてみたり、桑田式の練習を取り入れたりしたにもかかわらず、先発として期待された高橋らは、まるで改善されていない。昨年11勝で本来なら開幕ローテで活躍しないといけない立場。桑田コーチも頭が痛いでしょう。さらに気になるのは原監督です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…