巨人原監督と桑田コーチはイライラ…ヤクルトに逆転勝利もボロ救援陣と四球禍は改善されず
中日との開幕カードを2勝1敗と勝ち越した巨人だが、原監督の表情は決して明るくなかった。
■ヤクルトに逆転勝利も…
27日の3戦目は2点をリードして九回を迎えながら、デラロサが1安打2四球の乱調で同点に追いつかれ、降板。結局、最大4点差とした試合をひっくり返された。昨季の勝ちパターンを担った中川、鍵谷、ビエイラがいずれも開幕二軍。そんな苦しい台所事情の中、救援陣は開幕3連戦で計10回を投げ、12四死球を与えた。26日の2戦目は高橋、畠が2四球ずつを与え、原監督が「フォローしてもフォローしきれない。あの2人に関してはね」と言えば、桑田投手チーフコーチも「課題である四死球を減らすことが改善されない。中継ぎ陣に関しては非常に心配している」と断じた。
昨季、チーム防御率がリーグ4位だった巨人の与四死球は同5位。ストライクゾーン率は12球団最下位というノーコン病に苦しんだ。元巨人投手コーチの高橋善正氏(評論家)がこう言った。
「だから、補佐だった桑田コーチがチーフに昇格したのでしょう。キャンプのブルペンでは1メートル前にホームベースを置いてみたり、桑田式の練習を取り入れたりしたにもかかわらず、先発として期待された高橋らは、まるで改善されていない。昨年11勝で本来なら開幕ローテで活躍しないといけない立場。桑田コーチも頭が痛いでしょう。さらに気になるのは原監督です」