スペイン心臓部に起用!“イニエスタの後継者”19歳ペドリと17歳ガビの実力
スペイン(3)キーマン
歴代のスペイン代表の心臓部と言えるのが、基本布陣「4DF-3MF-3FW」の真ん中「3MF」でプレーする選手だ。逆三角形「▽」の左右の角には「攻守に動き回るMF」が、下の角は「主に守備担当のMF」が入る。このキモとなるポジションに10代の若手が起用され、カタールW杯で上位進出を狙う。
カナリア諸島生まれのMFペドリは15歳でレアル・マドリードの入団テストを受けたが、スカウトの目には留まらず、地元クラブでプレーを続けた。16歳でバルセロナとプロ契約を交わして2020年8月、17歳でスペイン1部デビュー。欧州CLでも注目を集めた。
21年は東京五輪、欧州選手権にも出場。フル稼働がたたって同年11月から今年1月まで長期離脱したが、現在はコンディションも復調。3月下旬のスペイン代表の親善試合で初めて「背番号10」を背負ってプレーした。
「19歳のペドリとともに注目されているのが、同じバルセロナの中盤でプレーし、21年10月の欧州ネーションズリーグの準決勝・イタリア代表戦にスペイン史上最年少の17歳と62日で代表デビューしたMFガビです。2人ともテクニカルなドリブルとパスでチャンスを創出するタイプ。厳しいフィジカルコンタクトをいとわず、アグレッシブさもある。現神戸MFイニエスタの後継者として名前が挙がっている」(元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏)