大谷がボストンで不人気のナゼ? ルース以来103年ぶりリアル二刀流も地元ファンはソッポ
エンゼルス・大谷翔平(27)が日本時間6日、敵地ボストンでのレッドソックス戦に「3番・DH」で先発登板。元祖二刀流ベーブ・ルース以来103年ぶりのフェンウェイパークでの登板は今季最長7回を6安打無失点で3勝目(2敗)をマーク。打っては4打数2安打1打点で、8-0の大勝に貢献した。
■観戦チケットが暴落
この3連戦を前に、地元紙など米メディアの多くが「100年ぶりに二刀流がフェンウェイパークのマウンドを踏む」などと大騒ぎだった。メジャー最古の球場で「球聖」ルース以来、約1世紀ぶりとなるリアル二刀流を盛り上げたが、地元ファンはシラケきっていた。ボストンのネットメディア「マスライブ」によれば、この日の観戦チケットの最低価格は約1910円。レッドソックスはメジャーでも最もチケットが入手しにくいことで知られ、入場料の平均価格は昨年が約1万7600円、今季が約1万2700円で30球団トップ。今や伝説的存在であるルース以来の二刀流の登板試合の入場料が約2000円とは格安だ。この日の観客動員数は今季平均3万2321人を下回る2万9476人。集客が見込めない平日のデーゲームとはいえ、現代の二刀流はボストンで不人気なのか。