レスリング川井梨紗子が女児出産発表 あるぞ、ママでも五輪3連覇!
昨夏の東京五輪レスリング女子57キロ級を制し、2大会連続で金メダルを獲得した川井梨紗子(27)が昨12日、第1子となる女児を出産したと発表した。
62キロ級の妹・友香子(24)と姉妹での金メダル獲得が話題になった川井。昨年8月に結婚を発表した際、「現役引退したわけではないが、競技生活と両立してレスリングの楽しさや魅力を伝えたい」と、3大会連続となる2024年パリ五輪出場を目指すと示唆。さらに「レスリングはやめられない」と、競技への情熱も口にしているだけに、今後は子育てとトレーニングの両立を図ることになる。
パリ五輪では「ママでも金」を目指すわけで、実現すれば、目標とする「霊長類最強の女」こと五輪3連覇の吉田沙保里と肩を並べる。パリ大会が行われる2年後は29歳。吉田は33歳、五輪4連覇の伊調馨は32歳で16年のリオ五輪に出場しており、川井も次の五輪に出場するのは年齢的には決して不可能ではない。
近年、日本のスポーツ界では「男女共同参画」「多様化の推進」といった方針が打ち出され、女子アスリートが出産を経て一線に復帰する環境が整っている。国立科学スポーツセンター(JISS)では各競技団体と連携して「産後復帰プロジェクト」を展開。同プロジェクトのサポートを受けた元サッカー女子日本代表の岩清水梓(35)、ハンドボール女子20歳以下日本代表の高木エレナ(31)らが復帰を果たした。
川井の実力は証明済み。パフォーマンスさえ戻れば「最強のママ」と呼ばれそうだ。