常軌を逸していた高梨沙羅選手へのメーク批判 セラピスト「アスリートには欠かせない」と指摘
北京五輪のスキージャンプ女子ノーマルヒル代表・高梨沙羅選手(25)へのメーク批判は常軌を逸していた。2012年に高梨選手がワールドカップ(W杯)に初優勝した15歳当時の印象が強いためか、これまでにも高梨選手のメークが話題に上がることがあった。ただ、今回のように〈チャラチャラするな〉〈メイクしている暇があれば練習しろ〉などの厳しい言葉とともにSNSで「メイク批判」がトレンドワードになることはなかったように思う。
こうした心ない批判に対し、元レスリング世界女王のダルビッシュ聖子(41)やX JAPANのYOSHIKIら著名人が擁護の声を上げた。
学生の時にはメークをすると怒られるが、社会に出るとメークはマナーになる。さらには年齢やTPOに応じたメークを求められるようになるなど、女性のメークには「注文」が多い。
なぜ、今回のような批判が起こったのか? 一般社団法人メイクセラピストジャパン代表・岩井結美子氏に話を伺った。
■メーク批判をする2つの抑圧パターン