大谷屈辱の2タコ…主砲トラウト2打席連続「申告敬遠」後の打席でともに凡退
エンゼルス・大谷翔平(27)が無念の2タコに終わった。
日本時間27日のマリナーズ戦に「3番・DH」で出場し、2打数無安打2四球。前日の試合では2点差の九回2死二塁の好機に2番で主砲のトラウトが申告敬遠。大谷は右飛に倒れて最後の打者になった。この日は、2度も主砲が歩かされたが、いずれも屈辱を晴らせなかった。
五回1死二塁からトラウトが申告敬遠で出塁して好機を広げたが、相手の先発左腕ゴンザレスの高速シンカーを捉えながら右直に倒れた。1-1と同点の七回にもトラウトが歩かされて1死一、二塁の場面で打席に立ったが、2番手右腕ムニョスの変化球を打ち上げて左飛。またも好機を生かせなかった。
今季、大谷は得点圏に走者がいる場合、43打数11安打の打率.256、6本塁打、32打点。トラウト(得点圏打率.250、2本塁打、15打点)と比べても決して引けを取らないものの、肝心な場面で勝負強さを発揮しきれなかった。
■大乱闘で計8人が退場
この日は二回、マリナーズの先頭打者ウィンカーへの死球から両軍が入り乱れる大乱闘に発展。エンゼルス・ネビン監督代行、マリナーズ・サービス監督を含む計8人が退場になった。大谷も水原通訳とともに遠巻きに加わり、時折、大声を発しながら相手選手を止める場面も見られた。