横浜が“宿敵”東海大相模にサヨナラ勝ち 名伯楽も「最低でも甲子園で2勝できる」と太鼓判
27日の神奈川大会決勝で、横浜が宿敵・東海大相模を1-0のサヨナラ勝ちで下し、2年連続20度目の夏出場を決めた。
2020年4月から指揮を執る村田浩明監督(36)は、就任3年目で神奈川連覇。立役者は先発した2年生エース・杉山遥希だ。9回を2安打無失点。強力打線に二塁ベースを踏ませなかった。
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臨時コーチとして同校に復帰し、連日指導にあたっている小倉清一郎氏は「これまで配球が外角に偏っていたので、もっとインコースを攻めるよう徹底してもらった。高低、左右、緩急、今日は全て良かったね」といつもは辛口の名伯楽も目を細める好投だった。
延長戦で勝利を収めた5回戦の横浜隼人戦で九死に一生を得た。村田監督が「九回裏に同点にされて1死満塁のピンチを(救援した)鈴木(楓汰=2年)がよく勝負してくれた」と振り返った試合。投手陣は神奈川大会7試合で4失点だが、「甲子園ではエースの杉山がしっかり投げないとダメ」と言う小倉氏は「村田監督は捕手出身だけに野球をよく知っている。打線が奮起すれば、甲子園で2勝はできるんじゃないか。2年生が多い若いチームだけに、一戦一戦強くなれば、さらに上を狙える」と2勝を超える躍進に太鼓判を押した。