高松商・浅野翔吾が清原和博氏に並ぶ64号 狙うは“不作”甲子園でアピール&ドラ上位候補
26日の香川大会決勝で高松商が6-4で秋春王者の英明を下し、3大会連続22回目の夏の甲子園出場を決めた。
プロ注目のスイッチヒッターのスラッガー、浅野翔吾外野手(3年)は2点リードの四回に左中間に3ランを放つなど3打数3安打3打点で2四球を選び、全5打席出塁の活躍で牽引。これで準決勝から2戦連発となり、PL学園(大阪)時代の清原和博氏がマークした通算64本塁打に並んだ。
浅野は「素直にうれしい。去年は甲子園ベスト16だったので、今年はベスト8が目標」と誓った。在阪球団のスカウトがこう言う。
「50メートルを5秒9で走る俊足と遠投115メートルの強肩。高い身体能力が魅力です。ただ、ガッチリしている(体重86キロ)とはいえ、171センチと上背がないことでスケールダウンするというか、球団によって評価が分かれる選手。そもそも外野手の指名優先度は低く、現状はドラフト候補でも、上位候補ではありません。ただ、通算で並んだ清原がマークした当時の記録、1大会5発くらい甲子園でホームランを打てれば、今年は不作なので評価が急上昇する可能性はある。昨年の夏、高松商は、優勝した智弁和歌山に激戦で敗れた(3-5)。浅野が言うようにベスト8に入るチーム力はありますよ」
聖地での清原超えで、ドラフト上位候補に躍り出る。