大谷翔平につきまとう“下半身の不安”…目立ち始めた走塁ミス、シーズン最後まで持つのか
エンゼルス・大谷翔平(28)が日本時間15日のツインズ戦に「2番・DH」で出場し、2打数1安打1打点。2戦連続の一発は出なかったが、3–2と1点リードの七回1死一、二塁からダメ押しの左前適時打を放った。
この日は四球で出塁した三回、3番レンフィフォの左翼線への二塁打で一塁から俊足を飛ばして同点のホームを踏んだが、不安も露呈した。
五回の第3打席は四球を選ぶと、果敢に二盗を試みたが、相手捕手レオンの強肩に阻まれ、間一髪アウト。今季8個目の盗塁死(11盗塁)である。
前日の延長十回1死一、三塁のサヨナラ機には次打者の中堅へのライナーで飛び出して好機を潰すなど、ここに来て走塁ミスが目立ち始めた。
大谷はシーズンを追うごとに走塁に切れがなくなる傾向がある。26盗塁をマークしたリアル二刀流実質1年目の昨季、盗塁死は前半戦の4個から、後半戦は6個に増えた。ただでさえ心身の負担が大きい二刀流でプレーしているだけに、シーズン終盤になると下半身の疲労がピークに達するのだろう。
今季は5月に股関節の張りを訴えたり、足に自打球を当てるシーンも目立っている。「投げて打って走って」を身上とする二刀流の下半身が最後まで持つのか不安は尽きない。
その大谷は16日のマリナーズ戦に11勝目(7敗)をかけて登板する。