大谷翔平MVP&サイ・ヤング賞両獲りは投手専念が吉! WAR(貢献度)アップへ実は効率良し
■昨季終盤は本塁打王狙いで打者専念
大谷はリアル二刀流1年目の昨季、9月上旬までに9勝目を挙げ、ベーブ・ルース以来の「2ケタ勝利と2ケタ本塁打」に王手をかけながら、同26日のマリナーズ戦を最後に登板を回避。マドン前監督の方針もあって本塁打王争いに専念するため、最後の6試合は打者限定で起用された。
「大谷は2年連続ア・リーグMVPとサイ・ヤング賞の候補にも名を連ねている。投票権を持つ記者の多くが重視するWAR(選手の貢献度を示す値)を上げるには、投手に専念する方が効率がいい。打者と比べて投手の方が活躍すればWARの上がり幅が大きいからです。MVPとサイ・ヤング賞を狙うのであれば、なおさら投手に専念するべきだと思う。大谷以外に見どころがないエンゼルスが投手に専念させる可能性はあります」(友成氏)
その大谷は日本時間27日のブルージェイズ戦に「3番・DH」でスタメン出場。相手の先発右腕ホワイトから、2-0とリードした二回表の第2打席、一死二、三塁で右翼フェンス直撃の2点三塁打を放ちった。