大谷翔平MVP&サイ・ヤング賞両獲りは投手専念が吉! WAR(貢献度)アップへ実は効率良し
エンゼルス・大谷翔平(28)が11勝目(8敗)をかけて日本時間28日のブルージェイズ戦に登板する。
すでに、2年連続規定打席(502)をクリアした大谷は、自身初となる規定投球回(162)到達まで残り41としている。史上初の投打の規定到達を狙うには、残り7試合で平均6イニングが必要となる。ここまで投打の二刀流として孤軍奮闘を続け、疲労から肉体的、精神的ストレスが原因とみられる胃腸炎を患った。驚異的なスタミナの持ち主である大谷であっても、シーズン最後まで投げ切り、規定投球回をクリアするのは現実的に難しいかもしれない。
「大谷が規定投球回に達するには今季最終戦まで投手に専念すべきです」と大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏が続ける。
「胃の不調を訴えたように、大谷のスタミナは限界に近づいているのではないか。負担を減らすには、今季は打者を断念して投手限定で起用するのが最善の策だと思う。すでにヤンキース・ジャッジ(48本塁打、106打点)らのライバルに本塁打王や打点王争いでは大差をつけられており、打撃タイトル獲得は絶望的。今季は割り切って規定投球回到達に狙いを絞るべきでしょう」