日本ハム新庄監督 打率2割1分未満のベテラン4人積極起用は「大量解雇」への布石

公開日: 更新日:

 一連の起用は「トライアウト」の合否を見極める最終段階とも捉えられる。現在、日本ハムはチームの若返りの過渡期。昨オフ、西川、大田、秋吉の3人を「ノーテンダー」として、契約を結ばなかったのもその一環だった。しかし、これが波紋を広げ、球界内外から大バッシングを受けたのは記憶に新しい。球団は以前よりもベテランを切りにくくなっている背景がある。

 そこで「トライアウト」だ。ベテランにも平等にチャンスを与えた上での戦力外なら、球団の判断に正当性が加わる。批判の声は「ノーテンダー」の時ほど上がらないはずだ。

 新庄監督は就任するとすぐ、コーチ陣に向けて「結果が出なければ1年でクビになってください」と通告したくらい、ああ見えてシビアな考えの持ち主。球団にしても「勝負の年」に、上がり目や伸びシロのない選手を抱えておくメリットはない。

 アピールチャンスは残り23試合。果たして、新球場元年を迎えられるベテランは何人いるか──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか