西武は昨季最下位から逆襲も…優勝ならまたも遅れる「松井稼頭央監督」誕生
優勝できるなら、それに越したことはない。しかしーー。
昨31日は負けたものの、混パの中、なんとか首位をキープしている西武。昨季は所沢移転元年以来となる42年ぶりの最下位という屈辱を味わった。逆転Vはナインの悲願だ。
だが、仮に西武が優勝、2位か3位でもCSを勝ち抜いて日本一ともなれば、辻発彦監督(63)に続投要請を出さなければならないのも事実だ。
球団OBが言う。
「辻監督が悪いわけではない。ただ、西武としては1年でも早く、松井稼頭央ヘッドコーチ(46)を指揮官とした体制に移行したい。本来、辻監督は昨季で契約満了。松井コーチにバトンタッチの予定だったが、さすがに最下位は球団も想定外。ボロボロのチームを本命に継がせるわけにもいかず、辻監督の契約を1年延長してチーム再建を図った。それが最下位からの逆転Vとなれば、球団も『任期満了です』とは言えませんよ。辻監督サイドから辞任を言い出してくれればともかく、ムゲに扱えばファンからの反発も必至です」