クライマックスシリーズは都合良すぎ! 来年の今頃も私は同じことをボヤいてるはずです
ペナントレースも大詰め。ヤクルトで決まりそうなセ・リーグに対してまだまだ目の離せない展開のパ・リーグ。そして私が毎年毎年この時期になると口を酸っぱくして主張しているクライマックスシリーズの廃止。
7.5ゲーム離して(9月8日現在)首位のヤクルトに与えられるのはたった1勝のアドバンテージ。4ゲーム離れている2位DeNAと3位阪神には本拠地興行という金銭的優遇。せめて2位に1勝、首位に2勝ならわかりますがそれだと興行的メリットがないんでしょうね。興行的メリットを考えている時点でスポーツの本質から外れたペナントレース軽視の愚行。万が一5割にも達していない3位チームが日本シリーズに進出すれば日本シリーズの価値も下げてしまうのに。
パ・リーグのヒリヒリする首位争いもCSの順位決めとして見ているとはっきり言って興ざめ。その昔の西武と近鉄が最終戦まで繰り広げたデッドヒートも、もしCSがその後にあったら印象は全然違ったはず。引き分けの数により勝率の1厘を争う醍醐味は今や過去の遺物と化してます。
そもそもMLBに端を発したワイルドカードは同リーグ同地区に突出した勝率のチームがいた場合の2位チーム救済のはず。なのに上っ面の猿真似で1年間戦って序列の決まったチーム同士がまた試合をやる意味がわかりません。いっそのこともう4チームぐらい増やして16チームが北、東、中、西地区に分かれてプレーオフぐらいやって欲しいですね。どうしても消化試合を減らしたいなら昔のパ・リーグみたいな前期後期に分けるとか。ただそもそも消化試合を減らしたいという発想がチームの経営者目線。チームが勝てないで優勝争いもできないのに球場は埋めたいって都合良すぎませんか? 15年以上こんなバカバカしいルールでやってますが来年の今頃も私は同じことをボヤいてるはずです。
権力を持っている人間がとにかく金儲けなのは今報道されてる汚職事件でよくわかっているつもりなんですけどね。