東京五輪汚職に不思議な共通点…高橋、青木、角川とも“兄弟に逮捕歴”が目立つナゼ

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 だが翌1993年、コカインの密輸事件で春樹が逮捕され、辞任する。

「角川春樹『麻薬』逮捕! ワンマン社長がのめり込んだ『愛人とクスリ』」(アサヒ芸能1993年9月9日発行)などと大騒ぎになったものだ。弟・歴彦が復帰して社長になる。兄弟の下で働いたことのある幻冬舎の見城徹社長は、トークアプリ「755」で、「角川春樹氏を逮捕にまで追い込む策謀を巡らし角川書店を乗っ取ったのはどこの誰だっけ?」と、兄・春樹の薬物疑惑を利用して追い落としたのは弟・歴彦ではないかと言わんばかりだが、真偽のほどは分からない。

 本読み能力では兄が数段上。経営力は弟というのが出版界の評価である。角川歴彦辞任の後、春樹が会長に復帰するという「噂」もあるようだ。骨肉戦争第2ラウンド勃発か。(文中敬称略)

(「週刊現代」「週刊フライデー」元編集長・元木昌彦)

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