著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【He is the G.O.A.T.】「彼は史上最高の人物だ」米メディアが最大限の称賛

公開日: 更新日:

 大谷翔平は今季、157試合に出場して、打率.273、34本塁打、95打点。投げても15勝9敗、防御率2.33と結果を出した。

 奪三振数219、166投球回はいずれもシーズン自己最多。奪三振率11.87は、ヤンキースのエースであるコールの11.53を抑えて、ア・リーグ1位である。

 1918年のベーブ・ルース以来104年ぶりとなる「2桁勝利、2桁本塁打」どころか、史上初の投打規定数同時到達も達成した大谷に対し、米メディアは聞き慣れない言葉を使い始めた。

 それが、「G.O.A.T.」だ。「He is the G.O.A.T.」、直訳すると、「彼はヤギだ」となるが、もちろん、大谷はヤギではない。

「Greatest Of All Time(史上最高の人物)」

 この頭文字を取って省略した英語で、最大限の称賛を意味する。ヤギの「goat」と同じスペルになることから、SNSでは文字の代わりにヤギの絵文字を使うケースが多い。

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