エ軍GM「勝てるチームづくり」の眉ツバ…オフは大型補強望めず大谷は来季も投打で“孤軍奮闘”
8年連続ポストシーズン進出を逃したエンゼルスのペリー・ミナシアンGMが日本時間7日、本拠地エンゼルスタジアムで今季を総括した。
来年のオフにFA権を取得する大谷翔平(28)と年俸3000万ドル(約43億5000万円)で来季契約を結んだことに「ショウヘイのことが大好きだ。契約できて幸せ。ここで長くプレーしてほしい」と長期契約を望むと、オフの補強についても触れ「勝てるチームづくりを目指すことに変わりはない」と話した。
今オフには球団の売却交渉が控えている。戦力を整えて球団の市場価値をさらに高めたい思惑もあるようだが、エ軍はこれまで同様、大型補強は望めない。
■「ぜいたく税」の支払いには依然難色
選手の移籍情報などを扱う米野球サイト「トレード・ルーモア」によれば、今季のチーム年俸総額は約272億円。エ軍のモレノ現オーナーは依然としてぜいたく税(来季の基準額は約333億8000万円)の支払いに難色を示しており、来季も今季と同額程度に抑える方針だ。今オフ、FA移籍が濃厚な先発右腕ロレンゼン(約9億8000万円)らのサラリーを差し引くと、現時点での年俸総額は約192億円。オフには今季定位置を確保したレンフィーフォ、ウォードら内外野の主力ら4人が年俸調停を控えており、来季の年俸総額はさらに上積みされるのは必至だ。