A・スコットでは日本OP盛り上がらず…世界一の“客寄せパンダ”T・ウッズ招聘のお値段は?
【日本オープン】第1日
ナショナルオープンといえば世界のトッププロが集結するメジャーの全米オープンと全英オープンがよく知られ、会場には練習ラウンドから数万人もの観客が押し寄せる。
優勝賞金も全米315万ドル(約4億7250万円)、全英250万ドル(約3億7500万円)と高額だ。
一方、わが国のナショナルオープンの日本オープンは優勝賞金が4200万円。今年は2013年マスターズ覇者のA・スコット(豪州・42)が3年ぶりに出場しているが、ギャラリーの入りはよくなかった。
注目度でいえばスコットより、全盛期の勢いはないとはいえ“客寄せパンダ”にはタイガー・ウッズのほうが適任。主催の日本ゴルフ協会(JGA)は、ウッズを招聘したほうがもっと観客を呼べたはずだ。
「ウッズは海外でのコース設計料が10億円とされ、造成中に2度会場に足を運べばいいといわれています。そんな相場から考えたらウッズを日本の大会に呼ぶには最低でも5億円はかかる。そのうえアゴ足代付きでヘリコプターでの移動費などが必要になるでしょう」(ゴルフライター・吉川英三郎氏)
1000万円スポンサーを100社ぐらい集めて、会場にズラリ看板を立てたらウッズを呼ぶ資金は調達できる。
もっとも大金持ちのウッズにオファーしても、日本オープンには魅力もなく、けんもほろろに断られるのがオチかもしれない。