FIFA会長が参加32カ国に送った手紙「今はサッカーだけに集中しよう」の逆効果
おいおい、ちょっと待ってくれよ。今まで会長が開催国に移住したなんて話、聞いたことがないぞ。そもそも、FIFA会長の仕事はW杯だけじゃない。そんなに心配なら役員を駐在させるとか、方法はいろいろあるはず。
「FIFAと開催国は癒着している」「インファンティーノとカタールはズブズブの関係」って声が上がっても仕方ないよね。
ダメ押しでFIFA前会長のブラッターが爆弾発言をやらかした。彼はメディアの前で「カタールにW杯を渡したのは間違いだった」とキッパリと言い放ったんだ。ブラッターはカタール開催を決めた当時の会長で、八百長や汚職疑惑がてんこ盛りだった人物だ。今になってナニ言ってんの? という気もするが、実は彼と現会長は犬猿の仲。これまでも機会があるごとに非難してきた「インファンティーノ落とし」の意図が強いとは思うんだけどね。
ただ不思議なのは、これほどの逆風が吹きながら、どの国も出場辞退を言い出さない。サポーターもそこまでは求めない。やっぱりW杯自体はみんな楽しみにしているんだってことだよね。