フランス連覇逃すもエムバペ時代到来! まだ23歳、W杯3度優勝にも現実味
「フランスは前半シュート0本でしたが、エムバペは細かいステップで相手DFにプレッシャーをかけ続け、ボールのキープ力、2点目のボレーシュートの精度も素晴らしかった。この試合で3度あったPKは、いずれもゴール左側へ決めた。GKに読まれても蹴り込む精神力と決め切るシュート力がある。これで歴代通算得点トップのクローゼ(ドイツ)の16点まであと4。次の大会で更新する可能性が高まりました。前回優勝、今回は準優勝でしたが、まだ23歳なので次、その次のW杯を制してペレに並ぶ3度の優勝も夢ではありません」
18年ロシア大会の決勝でも1得点を挙げており、W杯決勝で2大会連続ゴールは、60年ぶり2人目となった。「ABEMA」で解説を務めた元日本代表MF本田圭佑が「エムバペがいる間はフランスはずっと優勝候補でしょう」と指摘したほど未来は明るい。
表彰式で得点王に与えられる金色のスパイクを手にしても、60年ぶりとなる史上3カ国目の連覇を逃したことで表情は暗いまま。それでも、今大会がエムバペ時代の到来を告げる転機になったのは間違いなさそうだ。