岡本和真を待つ「2つの苦難」…巨人では主将の重責、侍Jでは山川らとの一塁争い激化
■「主将」初年度は成績低迷
岡本和にとってさらなる重荷は、巨人の「主将」に就任したことだ。
2007~14年までの8年間、阿部現ヘッド兼バッテリーコーチが務め、その後、14年12月の優勝旅行中に坂本が原監督から任命された。ただ、坂本の主将1年目は打率.269、阿部の初年度も同.275だった。さる巨人OBがこう言った。
「原監督は坂本について『8年間チームを牽引してきたけど、キャプテンを卒業させる。チームのことを全て考えるのではなく、個人というところを含めて楽に戦わせてあげようと思った』と説明していた。2人ともその後、キャリアハイのシーズンを迎えるが、最初は誰もが苦しむのが主将というポストです」
昨年4位と低迷した巨人のまとめ役は重労働のようだから、今年の岡本和は大変である。