著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

Wソックス守護神が悪性リンパ腫公表 がんを克服したメジャーリーガーは少なくない

公開日: 更新日:

 ホワイトソックスのクローザーであるリアム・ヘンドリックス(33)が日本時間9日、血液がんの一種である悪性リンパ腫に罹患していることが分かり、治療のため長期間戦列を離れるという報道があった。

 この病気は血液細胞のひとつであるリンパ球が、がん化することによって起きる。胃がん大腸がんのように一カ所にがんの塊ができるタイプではないため、手術では対応できず、抗がん剤を4~6カ月間投与することによってがん細胞を消失させる。

■抗がん剤投与の影響は大きいが…

 抗がん剤治療は患者の体に強いダメージを与えるため、治療が終了した時には体重が激減、免疫力もゼロに近いレベルまで低下する。そのため、抗がん剤治療が終わった後は、まず体力の回復に努め、そのうえでリハビリに励み、復帰を目指すことになる。

 メジャーリーグにはこの悪性リンパ腫を克服して大活躍した選手は少なくない。昨年1月に引退を表明した通算200勝左腕ジョン・レスターと現在ヤンキースで左の主砲として活躍中のアンソニー・リゾである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    【独自】亀山千広BSフジ社長“台風夜のお色気ホムパ疑惑” 「帰宅指示」を出しながら自分はハイヤーで…

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  1. 6

    明暗分けたメジャーの最新評価…ヤクルト村上宗隆「暴落」、巨人岡本和真は「うなぎ上り」

  2. 7

    中森明菜「奇跡」とも称された復活ステージまでの心技体 「初心を忘れるな」恩師の教え今も…

  3. 8

    フジの朝ワイド「サン!シャイン」8時14分開始の奇策も…テレ朝「モーニングショー」に一蹴され大惨敗

  4. 9

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  5. 10

    セレブママの心をくすぐる幼稚舎の“おしゃれパワー” 早実初等部とアクセスや環境は大差ナシ