米国がWBCに例年以上の豪華メンバー揃えた裏側 大谷vsトラウト直接対決にMLBがはじくソロバン
野球の本場である米国が3月開幕のWBC連覇に向けて抜かりがない。
エンゼルス・大谷翔平(28)の同僚トラウト外野手(31)を筆頭にベッツ外野手(30=ドジャース)、ゴールドシュミット一塁手(35=カージナルス)のMVP受賞経験者ら、野手は豪華メンバーを揃えた。投手陣もサイ・ヤング賞3度の左腕カーショー(34=ドジャース)、昨季33セーブの右腕プレスリー(34=アストロズ)ら実績のある多くのベテランが名を連ねている。
連覇を狙う米国は昨年7月、トラウトを主将に指名。トラウトはシーズン中から他球団の主力選手を勧誘していたという。エンゼルスGM時代にトラウトをドラフト指名した米国代表のリーギンスGMによれば、「彼が早い段階で参加を表明したことで、他の選手をリクルートしやすくなった」と明かしている。多くのスター選手が出場を表明したこともあり、すでに準決勝、決勝(マイアミ)の観戦チケットは完売したという。
■前回大会は興行面で記録ずくめ
今回、米国が豪華メンバーを揃えたのは前回2017年大会の初優勝に味を占めたからに他ならない。