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太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【There's no way.】大谷が「自分は日本で最高の選手ではない」と言うと、トラウトは「そんなこと、あり得ない」

公開日: 更新日:

 3月のWBCには、アメリカ代表の主将としてマイク・トラウトが参加する。言わずと知れた、メジャーきっての強打者で、大谷のエンゼルスのチームメートである。

 今回は、そのトラウトが発したフレーズだ。

 昨季のロッカールームでのこと。WBCについて話をしていると、大谷がトラウトにこう言ったという。

「I'm not the best player on the Japaneseteam.(自分は日本チームの中で最高の選手ではない)」

 そのときのトラウトの反応が、

「There's no way.(そんなことあり得ない)」

 だった。

 前人未到の二刀流選手としてメジャーの記録を次々に塗り替え、2021年にはア・リーグのMVPに輝いた大谷を米国一、つまり、世界一のプレーヤーだと確信しているトラウトは、大谷の言葉を真に受けない。

「There's no way」は例えば、職場の同僚同士が極秘で電撃的に結婚したことを知った時にも叫んだりする。直訳すると「道がない」となるが、米国では「マジで!?」「まさか、あり得ない」という意味で頻繁に使われるフレーズだ。

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