ドラ1ルーキー日本ハム矢沢宏太&阪神・森下翔太 活躍の糧となった高校時代の挫折体験

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コロナまん延で自主性が求められた時代

 森下は東海大相模(神奈川)3年時にセンバツ4強入りし、ドラフト候補と言われながらもプロ志望届を出さずに中大に進んだ。父・善文さんは以前、その理由を日刊ゲンダイにこう話していた。

「甲子園でレベルの高い選手と対戦して思うところがあったようです。また、木製バットへの対応に不安があり、大学でじっくり力をつけることにしたんです」

 2人が大学2年になる2020年にはコロナがまん延、部活動には練習自粛など、大きな制限がかけられた。つまり、例年以上に自主性が強く求められた世代。かつての挫折をバネに腕を磨いた結果が、オープン戦での活躍につながっているようなのだ。

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