吉田正尚に「Rソックス4番」定着の目 1番起用有力もリードオフマンの重圧を指揮官配慮
レッドソックス・吉田正尚(29)が日本時間25日、ノースイースタン大学との練習試合に「4番・左翼」で出場し、1打数無安打1打点。一回無死一、三塁の好機に左翼への犠飛を放ち、移籍後初の実戦で初打点をマークした。
レギュラーシーズンでも4番に定着する可能性が出てきた。
ここにきて、アレックス・コーラ監督は「機動力を駆使したい」と明かした。今季から本塁以外のベースが拡大(約38.1センチ四方から約45.7センチ四方に)され、塁間がわずかに短くなるため、選手たちには盗塁を含めた積極的な走塁の意識付けを図っている。
吉田は選球眼の良さと2年連続でパ・リーグのトップを記録した出塁率の高さを評価され、レ軍では1番で起用される予定だ。
リードオフマンの役割を期待されているとはいえ、吉田の盗塁は2020年の8個がキャリアハイ。メジャー移籍1年目のルーキーに1番の役割に加え、盗塁まで求めれば負担が重くのしかかる。
コーラ監督は選手に配慮した起用法で知られ、特に若手やルーキーには細心の注意を払う。ましてや、吉田を5年約126億円の大型契約で獲得しただけに、1年目から無理はさせられない。オリックス時代に2度の首位打者を獲得した勝負強さを買ってクリーンアップでの起用を検討しているという。