春のセンバツ初出場校それぞれの金策事情…「個人情報保護」で卒業生寄付も集められず

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■大会に勝てば勝つほどハネ上がる費用

 対照的なのが春夏含めて大会初出場の彦根総合(滋賀)だ。北村野球部部長が言う。

「甲子園出場を喜んでくださる方が本当に多くいてくださる。感謝すると同時に驚いています。おかげさまで当初の予算案の4000万円は集まりました。卒業生や在校生の保護者からだけではなく、近隣にお住まいの方などからも支援していただいた。総合高校としての強みも出ました。ウチはデザイン系列や製菓系列などさまざまなコースがあり、普通の学校よりも一般企業さまとのつながりが多くあります。そうした企業さまが支援してくださったのも大きいです。全校生徒約500人で日帰り応援を計画していて、県外から通う生徒も多いため、県内外の各地からバスを出すつもり。1台あたりの料金は最大でも20万円弱。すでに40台ほど確保していますが、生徒だけではなく保護者たちも甲子園に行けるように50台の確保が目標です。保護者が参加しやすい土日の日程に割り振られればありがたいです」

 それでも、大会に勝てば勝つほど費用はハネ上がる。「試合数が増えた場合に備えて引き続き支援を募っていきます」と北村部長。甲子園出場はめでたいだけではないようだ。

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