キューバから「亡命選手」続出の予感…WBC第1回大会以来の準決勝進出で気になる今大会後
「このルールにより、亡命選手はさらに増えるのではないか。ただでさえ、キューバは長年の経済危機真っただ中で、ウクライナ問題ではロシアを支持するなど、米国との関係は悪化すれど改善の見込みは薄い。これまでもMLBを目指して亡命する選手はいたが、国内から『裏切り者』と後ろ指を指されてきた。そこにきて、今回の亡命選手のWBC出場です。長くアマ王者として君臨したキューバの野球熱は凄まじく、WBCへの注目度も高い。選手にとっては、『国が嫌いだから亡命したのではない』と、裏切り者のレッテルを払拭できるチャンスを与えられたようなものですから」(鈴村氏)
かつて「赤い稲妻」と恐れられたキューバ代表。大会初優勝に向けて、モチベーションも高そうだ。