ダルビッシュこそ侍J米国ラウンドの最終兵器! パドレス指揮官の“困惑発言”ではっきり
■栗山監督にとっては好都合
さる放送関係者がこう言った。
「エンゼルスから先発起用限定とか球数を細かく制限されている大谷と比べ、パドレスがダルビッシュに制限しているのは球数くらいとか。それだけパドレスに信用されていることの裏返しで、これは侍ジャパンの栗山監督にとっては好都合。10日の韓国戦は先発。16日のイタリアとの準々決勝はリリーフでの起用だった。試合展開や他の投手との兼ね合いで、バリエーションに富んだ起用が可能ですから」
ダルビッシュは準々決勝で27球しか投げていない。それだけに今後は準決勝か決勝の先発、場合によっては、リリーフでの連投も可能だ。
「大谷の起用法をエンゼルスの監督にバラされちゃったこともあり、侍ジャパンとしてはなるべくダルの起用法は明かしたくない。予告先発じゃないし、あえて明かす必要もないでしょう。WBCの優勝、先発、リリーフ、米国のマウンドなど、ダルビッシュには多くの経験がある。あと2勝をもぎ取るためのジョーカー的存在なのは間違いありません」(前出の関係者)
メルビン監督は頭を抱えているが、栗山監督にとっては、これほど使い勝手のいい駒はないことになる。