大谷翔平が動かすアナハイム420億円再開発計画 熱狂的ファンの新市長が前向き姿勢

公開日: 更新日:

 再開発を巡っては2021年、エ軍の関連企業が市の所有する土地を購入することで合意。翌年5月、ハリー・シドゥー前市長に汚職疑惑が浮上して、辞任に追い込まれたことで、市議会の反対にあい、再開発計画は白紙に戻った。

 エイトケン新市長は、地元チームの選手がWBCのMVPに選出されたことに気を良くしたのか、一度は頓挫した再開発事業に前向きな姿勢を見せ始めている。

 この事業は球場の駐車場拡大に加え、ショッピングモールやオフィスビル、住宅などを建設する一大プロジェクトだ。約420億円と見込まれる総工費はエ軍の関連企業が負担するものの、市も駐車場整備費など一部負担を検討している。プロジェクトが完成すれば、アナハイム市への経済波及効果は約220億円と見込まれている。今オフ、FAになる大谷が残留すれば、地元経済も潤うだけに、市議会に反対する理由などない。

 大谷が地元自治体の重い腰をあげさせるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭