阪神に王者ヤクルトの壁 村神様11打数“完封”でも打線沈黙…岡田監督「拙攻やんか」とボヤき

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 9日、阪神ヤクルトに1-1で延長十二回引き分け。この3連戦、1勝1敗1分けで終えた。

 全ての試合が2点差以内で決着する緊迫した投手戦となったが、試合後の岡田彰布監督(65)は冴えない表情を浮かべて、「拙攻やんか」とボヤいた。

 阪神は3試合で、ヤクルトの4番・村上を11打数無安打と完璧に封じ込めた一方で、貧打に苦しんだ。この日は八回以降、再三の勝ち越しの好機をつくりながら、あと一本が出なかった。前カードの広島戦から34イニング連続適時打&本塁打ゼロと、1点が遠い。中でも、開幕から「5番・三塁」に座る佐藤輝は打率.160とサッパリで、岡田監督はスタメン落ちも示唆した。

「勝負どころで打線が機能しないのは、昨季までと同じです」と阪神OBが続ける。

「本拠地の甲子園で地の利もあっただけに、勝ち越しておきたかった。ヤクルトは2戦目、先発予定だったピーターズがコンディション不良で急きょ、登板を回避。阪神はこれに乗じて白星をモノにしましたが、この日は打線がヤクルトバッテリーに翻弄された。岡田監督は改めて、ディフェンディング王者の強さを実感したのではないか」

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