阪神に王者ヤクルトの壁 村神様11打数“完封”でも打線沈黙…岡田監督「拙攻やんか」とボヤき
■ヤクルトは試合巧者ぶりを発揮
阪神は岡田監督が就任した今季、5年連続でリーグワースト失策を記録した守備力は改善しつつあるし、先発、リリーフを含めたトータルの投手力もリーグ屈指といっていい。
ここまで5勝2敗1分けで2位につけているものの、その上を行くのがヤクルトだ。チーム防御率は12球団トップの0.77を誇る一方、チーム打率は12球団ワーストの.168。阪神以上に打てていないにもかかわらず開幕9試合で6勝2敗1分けと開幕ダッシュを決め、試合巧者ぶりを発揮している。リーグトップタイの7本塁打、12球団トップの12盗塁をマークするなど、長打と足技を絡めて効果的に得点を挙げ、盤石の投手リレーで白星を積み重ねているといっていい。
阪神がヤクルトを上回るには、課題は少なくない。