吉田優利は国内メジャー初Vでもオーバーパー 厳しいコンディションで試された忍耐力
ボギーが先行して、すぐにバーディーを取りにいくと傷口を広げてしまいます。パーオンできなくても、ロブショット、転がし、ワンクッションやツークッションを駆使してパーを拾い続けて、じっと耐えるゴルフが求められます。
そして数少ないバーディーチャンスをモノにするマネジメントが勝つために試されるのです。
吉田は昨年未勝利に終わり、2位5回を含むトップ10入り19回と悔しいシーズンでした。それがバネになり、みんなが苦しんでいる中で我慢強くプレーできたと思います。
また上位選手を見れば2位申ジエ、3位上田桃子はともに海外経験が豊富であり、難コースに耐えるゴルフをよく知っている。
世界のトッププロがどのように攻めるのか、間近で見てきた経験値も大きい。
風の中で、こういう打ち方をすればいい、という自信があればメンタルもカバーできます。
パー4でパーセーブするにはドライバーを真っすぐ打ち、グリーンに乗せてという2オン2パットばかりでなく、3オン1パットでも、4打目を直接カップに放り込んでもいい。ミスしても柔軟に対応していくことも大事です。