話題は史上初の姉妹POばかり…メディアが報じない「メルセデスランク1位」の不気味
【RKB×三井松島レディス】最終日
最終日は通算11アンダー首位で並んだ20歳の岩井明愛、千怜姉妹と山下美夢有(21)の3選手によるプレーオフに突入。2ホール目に1メートルのバーディーパットを沈めた妹の千怜が今季初優勝、通算3勝目を挙げた。
メディアは史上初の姉妹プレーオフの話題で持ちきりだが、今季11試合が終了した時点でのメルセデスランクの行方については一切触れていない。ランクは総合的な活躍度を評価し、コンスタントに安定した成績を残したプロが上位にくる。
千怜はランク5位に上昇し、姉・明愛が同6位。プレーオフに残った山下は同2位につけている。
3選手とも全11試合に出場して、ともに1勝。ランク首位は開幕戦に勝ち、8試合出場の申ジエ(35)だ。
■年間を通して戦えるスケジュール
「優勝は3日間大会(200ポイント)より、4日間大会(300ポイント)のほうがポイントが高い。国内メジャーに勝てば400ポイントです。岩井姉妹が勝った試合は3日間大会。一方、申は4日間大会のダイキンで勝ち、国内メジャーのサロンパス杯でも2位、240ポイント獲得と効率よく稼いでいる。また3試合をスキップして体に負担をかけず、トレーニングなど調整に充てるのもうまい。若い選手はがむしゃらに試合に出続けて夏場になるとパフォーマンスが落ちてくる。申は年間を通して戦えるスケジュールの立て方が若手と違うところです」(ツアー記者)