ドラ1候補の専修大・西舘昂汰は意外にも心配性…死球不安で評判のシュート投げないと吐露
16日の東都大学野球2部で専修大の先発・西舘昂汰(4年=筑陽学園)が、東洋大打線を無失点に抑え完封勝利。ネット裏に集まった11球団25人のスカウトに猛アピールをした。自らのミスでピンチを招く場面でも動じることなく要所を締めるピッチングで、9回を3安打7奪三振。
今秋ドラフトの上位候補にリストアップする球団もある中、あるスカウトは「なによりスケール感(187センチ、83キロ)があります。左バッターの内角に入ってくるクロスのボールもいいですね。スライダーもいいし、最速152キロとパワーもある。力で相手を抑えられるという点では広島の大瀬良タイプですね」と評価する。
「序盤から後半まで体力が落ちることはあまりない」と本人が語るスタミナは専大の斎藤監督も長所として認めるところ。一方で、試合後のインタビューでは意外な不安を口にした。
斎藤監督が「いいシュートを持っている」と評するボールをあまり投げないことを問われると、「投げたいんですけど、インコースへの不安がまだある」と死球への気がかりを隠さず、「(打者に)ぶつけないか心配してしまう優しいところがあるので(笑)」と監督がフォロー。加えて、カットボールについても、こう話す。